小康状態

2015年2月19日 日常
解熱鎮痛剤は処方されたのだが、あまり使用せず。結局おととい昨日と39度台が継続した。昨晩は37℃程度まで恢復してきたので、よい傾向だと思い寝る。朝方には平熱まで戻ったので、写真整理を開始。今回は膨大である。
また病床では昨年の春先に買ったJtrainのあけぼの特集号の、あけぼの以外の記事を熟読したり、wikipediaで北陸本線の歴史などを調べたりして時を過ごす。関西本線敷設の経緯、柳ヶ瀬線や杉津付近の旧線など、うっすら知っていたが知識としては曖昧であった部分、日本の鉄道史の大切な出来事たちを学ぶ。
いやしかし柳ヶ瀬トンネルの「ヤスデの大量繁殖による車輪空転事故」というのはおぞましすぎるw

北陸新幹線開通に伴い思うのだが、これだけ日本国内でインフラが整備され、技術が進化した今、地理を学ぶ意味とは何なのだろうか。人間は風土の中で育つ一生物であるからだという、根本的な前提が崩れつつあるような気がするのだ。歴史を適切に理解するには地理・地勢への理解が必須であるし、現代でも第一次・第二次産業はそれでも重要な訳だから、教養として身に付けるのは当然と言い切っていいのかもしれないが、この問いを誰かに問われたとき果たして何と答えればいいのだろうかと思い、病床で深々と考え込んでしまった。

北陸から帰ってきて、鉄道唱歌の北陸編をよく聞いている。これはとても勉強になると思う。いきなり諏訪の台とか道灌山とか、今の開発されすぎた東京では埋もれつつある地名が出て来たり、それぞれの都市の地勢的な特徴、主産業などが実にコンパクトに纏められている。完成したのが1900年頃で、当時まだ富山から直江津の間が工事中なため、信越線で新潟に入り、汽船を使って富山(「伏木」が登場する)まで行き、米原へと向かうという行程が面白い。

鉄道趣味を持つ人間として、「一般教養」として持っておきたいことはまだまだたくさんある。時間を見つけてちょくちょく学んでいきたいものである。

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