9月4日分の行程とその詳細(といっても走り書き程度)を。
―031 小田原発 9391M 快速ムーンライトながら 大垣行 クハ183-1023
いよいよJR鉄路のスタート。本日分の行程の予習を行い、缶チューハイで乾杯。
夜行快速の中で酒を飲む日が来るとは。面白いものである。2時前、静岡に近辺で眠りに就く。
―555 大垣着
岐阜あたりで目が覚める。車内が下車に向けて次第に慌しくなっていく夜行快速ならではのこの雰囲気、なんと久々。
―600 大垣発 203F 東海道本線 姫路行 クハ222-2076
ながらの乗客全てを飲み込んだといっても過言ではないこの列車、さすがに混雑。若干の雨も混じる霧に包まれた朝。いよいよスタート、223が快走する
―633 米原着
トイレに行き、長旅に向けて準備は完了。大動脈を離れ、北へ。
―650 米原発 131M 北陸本線 敦賀行 クモハ521-3
またもや混雑。旅行客と学生が半々ずつの車内空間は少し不思議。
木ノ本で学生の大群が下車、車内には朝の静けさが戻る。太陽が顔を見せ、なんとも清々しい。約2年半ぶりの琵琶湖(当時は琵琶湖側から線路を見ていたのだが)。
新疋田のカーブやトンネルを抜けていく。未踏区間であるにも関わらず景色に見覚えがあるのが面白い。
―737 敦賀着
敦賀にて雷鳥4号およびデカ目の撮影。485、お久しぶり。
―744 敦賀発 926M 小浜線 東舞鶴行 クモハ125-18
またも座れず。途中で座り(しかし補助席)、朝食のパンを。しばらくして車内は空き、ボックスを確保。補助席とは打って変わって快適な座席である。
路線は予想よりも山線であった。ところどころで入江が見えるが、海際を走ることはほぼなかった。景色は田園風景であるが、どこか家や街並に郷愁が感じられず、寒々しい感じ。路線自体が家々からアウェー視されているような雰囲気すらあったように思う。後に非常に温かみのある路線に触れることになったため、この寒い感じがより強調されて印象に残っているようだ。
若狭本郷あたりから青郷までは睡魔に負ける。
―934 東舞鶴着
高架駅。駅周辺はそこそこ栄えている。新しい街並。
―947 東舞鶴発 332M 舞鶴線・山陰本線 福知山行 クモハ113-5305
113の湘南色(白色帯入り)に巡りあう。激しく揺れながら力走する。途中はまたうとうとしつつ、クモハの爆音・振動を楽しむ。車窓は先ほどより人気が多く、小さな町といったところ。
―1033 福知山着
福知山駅にて北近畿3号・10号、はしだて1号という183の3ショット。珍しいのも勿論、Vマーク入りの183自体が久しぶりすぎる。
駅を出ると、あまりにも何もなくて驚く。駅から少し離れれば何かあるのだろうか…しかし駅前でもう少し楽しめると思っていたので、かなり裏切られた気分に。まあ、こんなものだ。
―1121 福知山発 429M 山陰本線 豊岡行 クモハ223-5503
シートが快適。113と比べてはいけない。やはり西の車両は内面・外見の両方において東を凌駕している。路線は幹線とは思えぬくらい駅間が長く、小集落を一つ一つ結んでいく感じがする。この車両が似合う区間でないことは間違いないが。
―1201 和田山着
2分乗換え。さすがに接続は取ってくれる。予想通りの小ぢんまりとした、国鉄色の気動車がいかにも似合いそうな駅。
―1203 和田山発 1232D 播但線 寺前行 キハ41-2005
本日初の気動車区間。キハ40の改造車だが車内の雰囲気はわりと維持されている。風景は明るい田園地帯といったところ、先ほどの小浜線とは雰囲気がガラっと変わった。この区間は非常に天気が良かった。寺前に向かうにつれて景色の幅が狭くなっていき、最終的にトンネルを抜けて、寺前に着くと景色が開けた。
―1255 寺前着
4分乗換え。気動車とはしばらくお別れ。日差しが恐ろしく強く、暑い。
―1259 寺前発 5638M 播但線 姫路行 クモハ102-3507
お久しぶりの103だ、の喜びも束の間、あまりにひどいラッピングに幻滅。車内を楽しむ。
景色はどんどん開けていき、都市近郊の田園的風景が広がる。なかなかのスピードで飛ばしていく。
仁豊野駅にてすれ違うはまかぜ3号を撮影。構図が微妙。あっけないキハ181との初対面。
―1342 姫路着
駅中のおむすび屋にておむすび3つ、焼き明太子・高菜・鮭いくらを購入。
駅は非常に新しく、清潔感が漂う。JR東の駅と比べると一層綺麗に見えてくる。
―1406 姫路発 3453M 山陽本線・赤穂線 播州赤穂行 クモハ223-2042
シートが快適。ボックスを確保し、おむすびを食す。美味。ボリュームもあり、満足。
―1438 播州赤穂着
1分乗換え。
―1439 播州赤穂発 1921M 赤穂線・山陽本線 岡山行 クハ115-305
車内が昔のまま維持されているよう。223の後だとシートの堅さが顕著に出て面白い。
風景は線路際に田園、少し遠くに工業地帯といった感じ。家々や工場も新しすぎず、良い。雰囲気は他に類を見ない感じの路線では。
日生駅にて長停。海の見える駅にてしばらく撮影など。
伊部~東岡山間で眠る。
―1603 岡山着
岡山にて貨物列車撮影、EF66牽引。
岡山駅は地上駅、わりと駅自体は古いままで、雰囲気が良い。
―1628 岡山発 956D 津山線 津山行 キハ47-142
気動車再来。客層は学生が多く、他は買い物帰りといったところか。しばらくは立ち。
考えてみればなぜこちら向きが上り扱いなのか不思議である。
大雨の影響で直前の法界院行がウヤになったという放送がかかり、しばし疑問に。局地的に降ったのだろうか。
景色は田園。日本はやはり米だと痛感。徐々に傾いていく陽射に実った稲が輝いて美しい。
家々がとても古い。古いのだが、小綺麗な感じがする。車両と家と田圃が非常にマッチしているように思えた。非常に温かみのある区間であった。
―1759 津山着
日没に限りなく近い陽射の中、到着。小さめの盆地の中心にある駅といった印象。光の影響もあるのか、とても温かさを感じた。西に伸びる長いレールが光を受けて美しい。
―1807 津山発 688D 因美線 智頭行 キハ120-330
乗客の9割以上が学生の列車にぶちあたる。すごい。しばらくは立ち。
高野駅にて日没。残光のみが辺りを照らす中、120が非常にゆっくりと進んでゆく。
路線の保守が行われていないのか、線路際の草木が頻繁に車両に当たる。また、線路には草が生え放題で、殆ど見えないようなところも。やはりローカル中のローカルであるようだ。
景色は津山線とテイストは似ているものの、一つ一つの規模が大きくなった感じ。家一軒に対しての田圃の面積が広がったようだ。しかし稲刈り直前の田圃は美しい。
そして意外とローカル線の踏切にもクルマは引っかかるものだ。
美作加茂駅にて学生が殆どいなくなる(客が5人に)。ここで対向列車の交換待ちで予定外の22分停車。この間に太陽はつるべ落としでさようなら。
再び発車し、知和・美作河井で学生1人ずつ下車。車内は3人となった。車窓がいよいよ漆黒の闇。何も見えない。温度差の所為か、トンネル直を出た後にいきなり窓が真っ白になり、一瞬肝が冷えた。
―1939 智頭着(やはり22分遅れ)
情報の通り、ここで待っていたのはキハ40。4両編成のうち1両は未更新車両。窓が直されていないのは嬉しい。あまりに暗いため撮影は難航した。
智頭で夕食という案を微塵でも考えた自分達は愚かであったようだ。本当に、何も、ない。キヲスクは閉まっている。そう、こんなものである。みどりの窓口がある駅だからといって期待をしてはいけない。
―1954 智頭発 660D 因美線 鳥取行 キハ47-14
恐らく4両編成に乗客は10人程度だったのではないか。
またも車窓は漆黒の闇。しかし、車両に味があり、良い40分間だった。
―2038 鳥取着
鳥取駅は2面4線の高架駅。なんで高架なんだ…とも思いつつ、少々撮影の後、駅を出る。
駅中の料理屋などはみな20時に閉まっており、恐ろしいほど寂しい。
とりあえず東横インにチェックインし(フロントのお姉さんのケバさがなんとも田舎っぽい)、荷物を置き居酒屋「小次郎」でラーメンとビール1杯。ビールが異常に早く回り焦る。
ここで明日の行程予習を行い、2210過ぎに店を出る。コンビニで翌朝の朝食と、昼食を買えなかった時の為の非常食を購入し、ふたたび鳥取駅構内へ入り、2232着のはまかぜ5号を撮影。やはり近くで見ると迫力が違う。
職員の古田氏の昔話を少し聞き、23時ごろふたたびホテルに戻る。
シャワーを浴び、翌朝のはまかぜの撮影に備えて、0時頃就寝。
写真:
・津山線車窓
・因美線キハ120 @美作加茂
―031 小田原発 9391M 快速ムーンライトながら 大垣行 クハ183-1023
いよいよJR鉄路のスタート。本日分の行程の予習を行い、缶チューハイで乾杯。
夜行快速の中で酒を飲む日が来るとは。面白いものである。2時前、静岡に近辺で眠りに就く。
―555 大垣着
岐阜あたりで目が覚める。車内が下車に向けて次第に慌しくなっていく夜行快速ならではのこの雰囲気、なんと久々。
―600 大垣発 203F 東海道本線 姫路行 クハ222-2076
ながらの乗客全てを飲み込んだといっても過言ではないこの列車、さすがに混雑。若干の雨も混じる霧に包まれた朝。いよいよスタート、223が快走する
―633 米原着
トイレに行き、長旅に向けて準備は完了。大動脈を離れ、北へ。
―650 米原発 131M 北陸本線 敦賀行 クモハ521-3
またもや混雑。旅行客と学生が半々ずつの車内空間は少し不思議。
木ノ本で学生の大群が下車、車内には朝の静けさが戻る。太陽が顔を見せ、なんとも清々しい。約2年半ぶりの琵琶湖(当時は琵琶湖側から線路を見ていたのだが)。
新疋田のカーブやトンネルを抜けていく。未踏区間であるにも関わらず景色に見覚えがあるのが面白い。
―737 敦賀着
敦賀にて雷鳥4号およびデカ目の撮影。485、お久しぶり。
―744 敦賀発 926M 小浜線 東舞鶴行 クモハ125-18
またも座れず。途中で座り(しかし補助席)、朝食のパンを。しばらくして車内は空き、ボックスを確保。補助席とは打って変わって快適な座席である。
路線は予想よりも山線であった。ところどころで入江が見えるが、海際を走ることはほぼなかった。景色は田園風景であるが、どこか家や街並に郷愁が感じられず、寒々しい感じ。路線自体が家々からアウェー視されているような雰囲気すらあったように思う。後に非常に温かみのある路線に触れることになったため、この寒い感じがより強調されて印象に残っているようだ。
若狭本郷あたりから青郷までは睡魔に負ける。
―934 東舞鶴着
高架駅。駅周辺はそこそこ栄えている。新しい街並。
―947 東舞鶴発 332M 舞鶴線・山陰本線 福知山行 クモハ113-5305
113の湘南色(白色帯入り)に巡りあう。激しく揺れながら力走する。途中はまたうとうとしつつ、クモハの爆音・振動を楽しむ。車窓は先ほどより人気が多く、小さな町といったところ。
―1033 福知山着
福知山駅にて北近畿3号・10号、はしだて1号という183の3ショット。珍しいのも勿論、Vマーク入りの183自体が久しぶりすぎる。
駅を出ると、あまりにも何もなくて驚く。駅から少し離れれば何かあるのだろうか…しかし駅前でもう少し楽しめると思っていたので、かなり裏切られた気分に。まあ、こんなものだ。
―1121 福知山発 429M 山陰本線 豊岡行 クモハ223-5503
シートが快適。113と比べてはいけない。やはり西の車両は内面・外見の両方において東を凌駕している。路線は幹線とは思えぬくらい駅間が長く、小集落を一つ一つ結んでいく感じがする。この車両が似合う区間でないことは間違いないが。
―1201 和田山着
2分乗換え。さすがに接続は取ってくれる。予想通りの小ぢんまりとした、国鉄色の気動車がいかにも似合いそうな駅。
―1203 和田山発 1232D 播但線 寺前行 キハ41-2005
本日初の気動車区間。キハ40の改造車だが車内の雰囲気はわりと維持されている。風景は明るい田園地帯といったところ、先ほどの小浜線とは雰囲気がガラっと変わった。この区間は非常に天気が良かった。寺前に向かうにつれて景色の幅が狭くなっていき、最終的にトンネルを抜けて、寺前に着くと景色が開けた。
―1255 寺前着
4分乗換え。気動車とはしばらくお別れ。日差しが恐ろしく強く、暑い。
―1259 寺前発 5638M 播但線 姫路行 クモハ102-3507
お久しぶりの103だ、の喜びも束の間、あまりにひどいラッピングに幻滅。車内を楽しむ。
景色はどんどん開けていき、都市近郊の田園的風景が広がる。なかなかのスピードで飛ばしていく。
仁豊野駅にてすれ違うはまかぜ3号を撮影。構図が微妙。あっけないキハ181との初対面。
―1342 姫路着
駅中のおむすび屋にておむすび3つ、焼き明太子・高菜・鮭いくらを購入。
駅は非常に新しく、清潔感が漂う。JR東の駅と比べると一層綺麗に見えてくる。
―1406 姫路発 3453M 山陽本線・赤穂線 播州赤穂行 クモハ223-2042
シートが快適。ボックスを確保し、おむすびを食す。美味。ボリュームもあり、満足。
―1438 播州赤穂着
1分乗換え。
―1439 播州赤穂発 1921M 赤穂線・山陽本線 岡山行 クハ115-305
車内が昔のまま維持されているよう。223の後だとシートの堅さが顕著に出て面白い。
風景は線路際に田園、少し遠くに工業地帯といった感じ。家々や工場も新しすぎず、良い。雰囲気は他に類を見ない感じの路線では。
日生駅にて長停。海の見える駅にてしばらく撮影など。
伊部~東岡山間で眠る。
―1603 岡山着
岡山にて貨物列車撮影、EF66牽引。
岡山駅は地上駅、わりと駅自体は古いままで、雰囲気が良い。
―1628 岡山発 956D 津山線 津山行 キハ47-142
気動車再来。客層は学生が多く、他は買い物帰りといったところか。しばらくは立ち。
考えてみればなぜこちら向きが上り扱いなのか不思議である。
大雨の影響で直前の法界院行がウヤになったという放送がかかり、しばし疑問に。局地的に降ったのだろうか。
景色は田園。日本はやはり米だと痛感。徐々に傾いていく陽射に実った稲が輝いて美しい。
家々がとても古い。古いのだが、小綺麗な感じがする。車両と家と田圃が非常にマッチしているように思えた。非常に温かみのある区間であった。
―1759 津山着
日没に限りなく近い陽射の中、到着。小さめの盆地の中心にある駅といった印象。光の影響もあるのか、とても温かさを感じた。西に伸びる長いレールが光を受けて美しい。
―1807 津山発 688D 因美線 智頭行 キハ120-330
乗客の9割以上が学生の列車にぶちあたる。すごい。しばらくは立ち。
高野駅にて日没。残光のみが辺りを照らす中、120が非常にゆっくりと進んでゆく。
路線の保守が行われていないのか、線路際の草木が頻繁に車両に当たる。また、線路には草が生え放題で、殆ど見えないようなところも。やはりローカル中のローカルであるようだ。
景色は津山線とテイストは似ているものの、一つ一つの規模が大きくなった感じ。家一軒に対しての田圃の面積が広がったようだ。しかし稲刈り直前の田圃は美しい。
そして意外とローカル線の踏切にもクルマは引っかかるものだ。
美作加茂駅にて学生が殆どいなくなる(客が5人に)。ここで対向列車の交換待ちで予定外の22分停車。この間に太陽はつるべ落としでさようなら。
再び発車し、知和・美作河井で学生1人ずつ下車。車内は3人となった。車窓がいよいよ漆黒の闇。何も見えない。温度差の所為か、トンネル直を出た後にいきなり窓が真っ白になり、一瞬肝が冷えた。
―1939 智頭着(やはり22分遅れ)
情報の通り、ここで待っていたのはキハ40。4両編成のうち1両は未更新車両。窓が直されていないのは嬉しい。あまりに暗いため撮影は難航した。
智頭で夕食という案を微塵でも考えた自分達は愚かであったようだ。本当に、何も、ない。キヲスクは閉まっている。そう、こんなものである。みどりの窓口がある駅だからといって期待をしてはいけない。
―1954 智頭発 660D 因美線 鳥取行 キハ47-14
恐らく4両編成に乗客は10人程度だったのではないか。
またも車窓は漆黒の闇。しかし、車両に味があり、良い40分間だった。
―2038 鳥取着
鳥取駅は2面4線の高架駅。なんで高架なんだ…とも思いつつ、少々撮影の後、駅を出る。
駅中の料理屋などはみな20時に閉まっており、恐ろしいほど寂しい。
とりあえず東横インにチェックインし(フロントのお姉さんのケバさがなんとも田舎っぽい)、荷物を置き居酒屋「小次郎」でラーメンとビール1杯。ビールが異常に早く回り焦る。
ここで明日の行程予習を行い、2210過ぎに店を出る。コンビニで翌朝の朝食と、昼食を買えなかった時の為の非常食を購入し、ふたたび鳥取駅構内へ入り、2232着のはまかぜ5号を撮影。やはり近くで見ると迫力が違う。
職員の古田氏の昔話を少し聞き、23時ごろふたたびホテルに戻る。
シャワーを浴び、翌朝のはまかぜの撮影に備えて、0時頃就寝。
写真:
・津山線車窓
・因美線キハ120 @美作加茂
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